プロトレイルランナー石川弘樹さん

日本人初のプロトレイルランナー石川弘樹さんがたどり着いたトレランと自然の共存

世界には、とてつもないスケールのものがあるものだ。日本人初のプロトレイルランナー石川弘樹さんの話だ。「ヒマラヤ、ネパール、走っている場所が2000メートル、3000メートルの標高の所だと、見えてくる山々が6000メートル、7000メートルの山が見えている訳ですよ。フィールドっていう所の美しさだったりとか、後、神秘的さっていうところでいくと、アフリカ。アフリカも、そうですね、どの国にもないレースなんですね。それは何かって言うと動物なんですよ。南アフリカの首都から一歩出ると、もう本当に大自然が広がっていて、その中の国立公園の周りで行われた160キロのレースだったんですけど、アフリカを走っていてびっくりしたのが、ガサガサっていって、何が出てきたんだと思ったらダチョウが出てきた。ワーっと、びっくりして何が出てきたんだと思ったらシマウマが出てきたりとか、もう自分が走っている目の前を走り抜ける訳ですよ。」ダチョウやシマウマと一緒に走る、もうすでにマンガの世界だ。

他の日本人が誰も見たことのない大自然を体感してきた石川さんのトレイルランニング感はやはり先を行っていた。「トレイルランニングをする人達が、自分達はトレイルで遊ばして貰っているんだって認識でフィールドに入る。それは遊びであってもレースであっても。レースでも貸し切りに出来ませんから、他の利用者はいます。トレイルの管理者はいます。なので、使わせて貰っている敬意を持ちながら山に入り、そしてその敬意、気持ちが他の両者にも伝わって、他の利用者からも爽やかなスポーツをする人達、健全なアクティビティをしている人達っていう風な認識でこのスポーツが広まり、そしてその地域だったり自然からいい形で維持管理がされていく為にトレイルランナーだったりトレイルランニングっていう大会が上手く地域と人と共存していくっていうのが理想ですね。」

石川さんのfacebookを見ていると、林業のお仕事なさってるのかなと思うほど、石川さんは倒木を切ったり、土砂崩れした登山道を整備したりしている。トレイルランニングのコース全部を見ようとすると、大雨や台風が激甚化している時代は、日々山に入って整備することが必要になって来るのだろう。競技スポーツであり、アウトドアアクティビティでもあるトレイルランニングを普及するということは、自然との共存を広める、そういうことなのだろう。

                モリタニブンペイ