横浜キヤノンイーグルスのトライゲッター竹澤正祥選手は強くて速い!相手をなぎ倒して、引きずってでも前に進む!!
横浜キヤノンイーグルス期待のトライゲッター竹澤正祥選手、まずその筋肉に驚かされた。チームの半袖Tシャツははち切れそうに膨らみ、ショートパンツから伸びる太ももは誇張したゲームのキャラクターのように割れていた。
筋肉は、大きさでいうならジムでボディビルしている人も大きいが、竹澤選手の筋肉は見せる為の筋肉ではなく、実用として鍛え上げた結果、大きくなった。大出力且つ高性能なマシーンを見ているかのようだった。
爆発力あるランが魅力の竹澤選手がウィングに転向したのは大学3年生の時。それ以前はフランカーかナンバーエイトといった、フォワードでずっとプレーしていた。ラグビーではバックスからフォワードへの転向はあっても、フォワードからバックスへの転向は稀だ。この珍しいキャリア、フォワードを経験したからこその竹澤選手の強み、竹澤選手の得意なプレーはコンタクトプレー。ラグビーのウィングは、スピードで相手を置き去りにする、切れ味鋭い剃刀のようなタイプの選手が多いが、竹澤選手のそれは相手をなぎ倒しながら、引きずってでも前に進む、刃物で言うなら鉈のような走りが特徴だ。フランカーの特性を持ったウィング。竹澤選手はハイブリッドなフィニッシャーなのだ。
「見ている人をワクワクさせるプレーがしたい。」
「今シーズンは10トライは獲りたい。」
見る人をワクワクさせる竹澤選手のトライが数多く見られれば、目標とする日本代表入りも見えてくると思う。
昨シーズンのキヤノンイーグルスは4位。前年の3位から順位を一つ落としたが、シーズン無敗のパナソニックワイルドナイツを崖っぷちまで追い込んだプレーオフ準決勝、チームの地力は確実に上がっていると確信するに十分だった。今シーズンは選手個々、そしてチームとしての意識が本気で優勝を狙うところまで来た、それを実感する竹澤選手の話だった。
竹澤正祥選手、横浜キヤノンイーグルス、期待して、応援したい!
モリタニブンペイ
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