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横浜DeNAベイスターズ楠本泰史選手

横浜25年ぶりの優勝へ!

元祖ハマの安打製造機が認める才能 楠本泰史選手の覚醒が待ち遠しい

横浜DeNAベイスターズ楠本泰史選手は昨シーズン、94試合出場、打率2割5分2厘、11安打、6本塁打、6打点、いずれも自己最高をマークした。しかし、全く手応えは感じていないという。「自分の実力でつかみ取った試合数、打席数ではない。三浦監督が状態が良くない時でも試合に使ってくれたからの試合数、打席数だと思っている。打席数が増えて残せる数字っていうのは勝手に大きくなるだけなので、自分の実力はまだまだ出来るんじゃないのかなっていうのは、正直自分自身も感じたところですね。」

その通りだ。楠本選手が思う以上に、三浦監督は楠本なら、まだまだできると思って起用し続けていたはずだ。その才能が高く評価されていることは、鈴木尚典バッティングコーチが楠本選手に授けた言葉からもわかる。「本能で打ちに行け」

「練習では考えないといけないけど、やっぱり打席入ったらピッチャーが投げてくるボールだけを見て、本能で自分の本能を信じて打ちにいきなさい」。鈴木コーチは楠本選手とバッティングの話を聞いてこうも言ったそうだ。「俺と全く同じ感覚で打ってる奴に初めて会った」。鈴木尚典と言えば、元祖ハマの安打製造機、“天才”という形容が誰よりもぴったりきた人。そんな人から俺と同じ感覚と言われる楠本選手、誰もが期待してしまうエピソードだ。

昨年11月20日、横浜DeNAベイスターズ秋季キャンプ、締めの挨拶は楠本泰史選手が行った。「最終日の1日前ですかね、三浦監督の方に明日の手締めの挨拶任せるよっていう風に言っていただいたので、素直にそういう機会で話は今までやったことなかったので、有難いなと思いましたし、それと同時に責任感が急に出てきてちょっと緊張しました。」ご本人が言う通り、この挨拶は秋季キャンプで一番頑張ったこと、次のシーズンに向けての監督からの期待の表れである。

その挨拶で楠本選手は「悔しい思いを忘れずに自分に厳しいオフシーズンを過ごして、来年こそは笑って終われるシーズンに皆さんでしましょう」と力強く呼びかけた。昨シーズン、「横浜反撃」をスローガンに戦ったベイスターズはセリーグ2位。今年こそはベイスターズの優勝、そのためには楠本泰史選手の本当の覚醒が必要だ。頑張れ、楠本選手!

                モリタニブンペイ

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