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パラ卓球日本代表・浅野俊選手

  • 2 days ago
  • 2 min read

「パラ卓球は弱くないというところを見せたい」パラ卓球日本代表・浅野俊選手の矜持と願いが胸を打つ。



パラ卓球日本代表、浅野俊選手は中学時代から知的障がい者卓球の全国大会に出場しながら、健常者の大会で活躍。高校も卓球の強豪・長崎の瓊浦高に進学し、健常者と共に腕を磨いてきた。そのパワフルなプレーを見て、障がいを感じることはない。でも実際には試合中に自分の打ち方を忘れてしまう、組み立てが分からなくなってしまうことがあるという。卓球は何打も先の先まで予想する数学的なゲーム設計とそれを可能にするための、数えきれないほど繰り返し練習して体にしみこませたフォームとテクニックが勝敗のカギだ。浅野選手の障がいは卓球選手にとって致命的と言ってもいい。

浅野選手は試合中、過度に興奮したりパニックに陥らないために、普段から、これミスったら、俺の人生終わりだぐらいのプレッシャーをかけて練習している。正に命がけなのだ。人生終わりという表現は極端だと思うが、浅野選手が言うように夢中になったら誰よりも熱心にやるのことが、障がいの産物だとしたら、それは才能と言い換えることができるだろう。

浅野選手は将来、卓球選手を引退した時に備えて、日立ハイシステム21の社員としての仕事と卓球の両立をはかってる。その日常は午前9時から6時間ぐらい会社で働いてから、夜の11時まで卓球のトレーニングをして、家に帰るのは日をまたぐこともある日々だ。体力的にはかなりきつい、ハードスケジュールだとしても、仕事をしたい。浅野選手は言った。「もし怪我で突然選手生命が終わった時に、ただでさえ今でも難しいのに、いきなり仕事してできるかって言ったら多分できないと思う。いつか現役は終わる。その時のことを考えて仕事を覚えたいんです。」僕は浅野選手ならではの切迫感があると思った。

浅野選手の目下の目標は今月11日に開幕するパラIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2026の優勝だ。知的障がい者を対象とした国内最高峰の大会であり、男女シングルスの優勝者は来年1月の「天皇杯・皇后杯 全日本卓球選手権大会」の推薦選手に選出される。「健常者の大会に出て、パラ卓球は弱くないぞということを証明したい。」その言葉に、浅野俊というパラアスリートの矜持と願いを感じた。

応援したい、そう強く思った。頑張れ、浅野俊選手!

         モリタニブンペイ

 
 
 

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