ブラインドマラソン伴走・青山由佳選手
- moritani5
- Nov 2
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東京パラリンピック金メダルの道下美里選手が伴走者の青山由佳選手に真っ先にメダルをかけた背景には、絆と呼ばれるロープ以上の絆があった!

僕はブラインドマラソンの伴走者、青山由佳選手のお話から、人として、凄く大切なことを教わった気がした。
東京パラリンピックのブラインドマラソンの表彰式で道下美里選手は自分が獲得した金メダルを自分が首にかけるよりも先に伴走者の青山選手の首にかけた。その瞬間を思い出して、青山選手はインタビュー中も鳥肌が立ったと言っていたが、あのシーンを見た時の僕も全く同じ気持ちだった。自分の功績を歓ぶよりも、仲間への感謝が先に来ることに驚いた。
道下選手と伴走者、選手の関係性があって金メダル獲れたんだなと思っていたが、想像以上だった。青山選手は目の不自由な道下選手の状態や気持ちを理解するためにアイマスクを付けて走ることを実体験して、責任感が増したという。「やっぱり慣れたところでもすごく怖くて、それをやっぱり選手はレースになれば一回も走ったことのないコースを走るわけですよね。結構なスピードで走るわけなので、これは本当に命を預かっているようなものだなと思いました。」
そして道下さんの立場になって、どういうコース取りで走ればいいか考えるようになった。ランナーと伴走者が持つロープを絆と呼ぶが、ロープ以上にしっかりとした本物の絆があったのだ。
伴走者の他にも、自分を支えてくれるたくさんの方がいて、その人たちがいて金メダルを獲れたことを誰よりも理解している人が道下選手本人だった。その支え、応援している方、全てに捧げたメダルが青山選手に真っ先に金メダルをかける行動になったんだと思う。
青山選手は伴走者になって、街で白杖を持った方に声をかけれるようになった。それは特別なことじゃないと言っていた。理解することから始まる、優しい気持ちの循環が街を包むそんな社会は素敵だろうなと感じたし、僕自身もそういう街の一員でありたいなと思った。
モリタニブンペイ


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