top of page

元千葉ロッテの保育士・高沢秀昭さん

やりたいことを仕事にする!

元千葉ロッテの保育士、高沢秀昭さんに学ぶ第二の人生成功の秘訣!!

元千葉ロッテの高沢秀昭さんは保育士としての第二の人生を充実感いっぱいに過ごされていた。

「凄く仕事が楽しいんですね。元々子供が好きだったっていうのと、保育士としてちょっとでも子供の為になっているかなって、後は保育園に通っている子っていうのは、お父さんお母さんみんな働いているんです。忙しい中で朝子供送って来て、夕方になったら慌てるように子供連れに来て、慌てるように帰って買い物して御飯の支度して、お風呂入れたり、自分達の事やったりっていうのを毎日繰り返しているんだろうなっていう風に想像すると、そういうお父さんお母さんに、ちょっとは自分がね、人の為に役立っているかなって思うことがやっぱりやりがいなのかなっていう風に思いますね。」

おっしゃることはよく分かるが、プロ野球で首位打者もとった名選手が、そうした肩書が全く通用しない、保育士に60歳を過ぎて一から勉強して国家資格を取ってなるということは簡単なことではない。という僕の硬直した考え方がいけないのだということは、高沢さんの話を聞けばよく分かる。

高沢さんは孫ほどに年の離れた専門学校の同級生を上から目線ではなく、同じ夢をいだいた仲間として接し、今も家に友人として訪ねるほどの関係を築いていた。保育園に通う児童に対しても、「今子供達を、0才から5才の子供達を預かっていますけども、ひとりの人間なんだなっていうことで接するようにはしてます。」

その昔、老人ホームにご夫婦で入られると女性はすぐ周囲になじむが、男性はなかなかなじめない。その傾向は社会的な地位が高かった方ほど顕著で、現役時代の仕事自慢ばかりして煙たがられるという話を聞いたことがある。高沢さんは昔の肩書は捨てて、一から自分がやりたいことに一生懸命になっていた。そんなオールドルーキーを周囲の保育士の先輩方がサポートしないわけがない。こうして生まれた好循環が、より仕事の満足度を高める。「大分ここにきて仕事に慣れてきたというか、例えば何がどこにあるとか、子供がおもらししたらこういう手順でするんだとか、そういう仕事に慣れてきて、だんだん面白くなってきましたね、最近。」

高沢さんの好きなことを選んで、ゼロから始める勇気、高沢さんの話には人生百年時代、私たちも第二、第三の人生を生きるヒントが詰まっていた。

               モリタニブンペイ

bottom of page