top of page

富士通レッドウェーブ・林咲希選手

日本代表キャプテン林咲希選手加入

今シーズンのレッドウェーブはワクワクが止まらない!

日本代表キャプテン林咲希選手の富士通レッドウェーブ加入は大きな戦力アップとなること間違いない。

林選手の魅力は何といってもその勝負強さである。東京オリンピック準々決勝ベルギー戦。2点ビハインドで迎えた残り16秒、林選手が3ポイントシュートを沈めて土壇場で逆転。日本は86-85で勝利したシーンをご記憶の方も多いだろう。あの時、林選手にはプレッシャーもなく、点を獲ることだけに集中していたという。それは経験のなせる業だった。「もう高校とか大学時代から、ああいう最後の秒数任されることが多くて、何かその経験があったから特に何も考えずにやってました。もちろん最後の逆転のスリーとかツーとか打って外れた時もあって、それでチームを負けさせてしまった時もあったので、そういう経験もあってやっぱり勝ちたいっていう欲はチーム一強くなって、自分がここで絶対決めなきゃとか、決めてやるっていう気持ちは経験も何回もしてきましたね。」

経験という場数は与えられたものではない。林選手は自主練好きで知られる練習魔である。「好きと言うか、やんなきゃたぶんうまくなんないっていうのが自分で分かってるので。」と謙遜するが、福岡の精華女子高等学校時代、糸島市のご自宅から博多にある高校まで1時間ちょっと、毎朝5時半前には電車に乗って登校しての自主練を3年間続けた。常人には続けられない努力だ。自主練好きは日本を代表するピュアシューターとなった今も変わっていない。

そんな林選手が勝利のために大切だというのがクリエイティビティ。「本当に毎試合毎試合相手が違いますし、クウォーターごとに相手のディフェンスであったり、相手のオフェンスって違ってくると思うので、瞬時に判断してどこが相手の弱いところなのかっていう風なところも考えれて、後はどこにズレが出来てるか、今相手はどういう状況なのか、自分達はどういう攻め方をしたらいいのかっていう風に、常にそういうことを頭で考えれるように、基本的な動作であったり、チームの動きっていうのは沁みつかせておいて、それプラス、クリエイティビティを考えながら、俗に言う、心は熱くても頭はクールにやんなきゃいけないなって常にそれは思ってますね。」すでに司令塔・町田瑠偉選手と林選手のクリエイティビティは言わずもがなである。「あっ、ちゃんと来た。うわっ欲しいところに来たみたいな感覚。」という二人の連携を必ず対戦相手チームは潰しに来る。その時にチームのクリエイティビティが問われることになる。この課題をクリアした時、悲願のリーグ戦優勝が見えてくる。今シーズンの富士通レッドウェーブ、ワクワクが止まらない!

                 モリタニブンペイ 

bottom of page