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横浜GRITS 簑島圭悟選手登場!

アイスホッケーをする子供達に夢を!

簑島圭悟選手が目指す、競技と仕事で一流というロールモデル!!

アジアリーグアイスホッケー横浜グリッツ・簑島圭悟選手はスマートという言葉がよく似合う選手だった。

ご本人曰くディフェンダーは性格的にも落ち着いた人間が多いという。「子供の頃はみんなフォワードやりたがるんですよね、点を獲りたいから。ただよくよく周りを見れる、落ち着いている子って、何か守りを小っちゃい頃からやりたがるので、自然と性格で選別されていくのかな。ディフェンスはフォワードを使いこなせるところが凄い面白いです。」周囲のことがよく見える。先が読める。それは簑島選手の人生設計にも通じる。

現在の簑島選手の夢はアイスホッケーのプロとビジネスパーソン、どちらでも一流になる新しいロールモデルになることだ。「プロとしてたくさんの観客の中でプレーしているところを子供達に見せたいですし、親御さんからの目線で言うと、もし子供がプロアイスホッケー選手になって引退した後とか、凄い不安もあると思うので、そこを僕がロールモデルとして解消できたりとか、ちょっといろんな人に影響与えられるようになりたいです。」もしかすると、簑島選手が子供の頃、思い描いていた夢とは多少違うかもしれないが、残念ながら、クレインズが経営の悪化で給与の未払いが続き選手が離脱し、アジアリーグが9月から開幕するシーズンへの出場資格の停止を決めるに至っては、競技生活の持続可能性を証明することは今のトップ選手の一つの使命と言えるだろう。

アイスホッケー選手を取り巻く環境は厳しいが、簑島選手から悲壮感は全く感じられない。純粋にアイスホッケーとIT企業のセールス職、全く異なる二つの仕事をするデュアルワークを簑島選手は楽しんでいた。「体力的にはきついですけど、メリハリがついて楽しいですね。自分はたぶん仕事と両立してホッケーやった方が、仕事もホッケーもどっちもうまくいきそうだなと思っていて、会社入社した後はまあまあ大変なこともありましたけど、今凄いいい人生送れているなって思います。」

競技面の向上も手を抜いてはいない。リーグ連覇をしていたクレインズからリーグ最弱のグリッツへの移籍した昨シーズン、練習に対する意識が甘いなどカルチャーショックもあったというが、デュアルワークにも慣れた簑島選手が高いレベルへチームを引っ張るつもりだという。そして「今シーズンのグリッツは移籍してきてくれた選手もいたり、新卒で凄いいい選手も入ってきてくれたりで、本当に去年より戦力がアップしているので、凄い楽しみです。」スマートな簑島選手が言うならば、掛け値なし、今シーズン、グリッツに期待して良さそうだ。

                 モリタニブンペイ

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