今年はオリンピックで活躍して人生を変える勝負の年!!本気の音速のサイドバック、畑大雅選手から今シーズン目が離せない！
畑選手、非常に穏やかに、にこやかに話されていたが、心の中はめらめらと闘志が燃えたぎっていた。昨年末、ベルマーレサポーターをザワつかせたセレッソ大阪への移籍話、畑選手自身も移籍に大きく傾きかけていた。しかし、湘南残留を決めた。それは出場できないから移籍では、畑選手のプライドが許さなかったからだという。「俺もっとやれるという気持ちがあった。湘南でポジションを勝ち取って、活躍して海外移籍をしたい。」
残留したからポジションが保証されたわけではない。オリンピックがある今年は勝負の年だということは畑選手ご本人が一番分かっている。「年齢も上がってきてますし、A代表の同年代の選手もいる。、早く自分も入りたいと思う。それには今シーズン、フルで、全部出るくらいの勢いでやらないと難しいと思う。８月にはオリンピックもあります。オリンピックに出ることによって自分の人生がさらに変わっていく、大きな分岐点だと思うので、１番勝負の年になるのかなと思います。」言葉の一つ一つから、オリンピックに出て活躍して、海外へ羽ばたく、強い決意を感じられた。
今シーズンから畑選手の背番号は３。畑選手が大好きなイングランドプレミアリーグ・リバプールで活躍する遠藤航選手が付けていたチームにとっては象徴的な番号だ。強化部の坂本さんからも、背番号３を背負う意味は期待の表れだと説明されたという。
畑選手のプレーを見れば、期待せずにはいられないのは当然だ。爆発的なスピードからついた別名は「音速のサイドバック」。他の選手では諦めてしまうようなボールも余裕で追いついてしまう。そしてスプリントを繰り返しても、疲れを知らない無尽蔵のスタミナ。長年サッカーを取材し続けているが、「フルマラソン、本当に出たくて」と真顔で言うJリーガーは畑選手が初めてだ。
そんな僕の畑選手への活躍して欲しいという思いがちょっとフライングして、今シーズンは点を獲って欲しいとお願いをした。返ってきたのは「ゴールは当然意識はしてます。やっぱり点を獲りたい、パフォーマンスも一杯したいなと思っているんで、今年はまず１点を獲ってから、そこからどんどんゴールに近づける回数を増やしていきたいなと思います。お楽しみにしていただければ（笑）」期待以上の答えだった。
畑選手のお父さんはプロボクシングの日本ランカー。中学まで一緒に走ってもお父さんに勝てなかったという。そう畑選手の身体能力の高さはお父さん譲りなのだ。Jリーグで、オリンピックで、代表で右サイドを席捲する畑選手見たい。皆さんも、音速のサイドバック・畑大雅選手、注目してほしい！
モリタニブンペイ
