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スポーツジャーナリスト・モリタニブンペイが、旬なアスリートにインタビューするスポーツドキュメンタリー。豊富なスポーツ取材経験を生かし、分かりやすい言葉でスポーツの本質に迫ります。ケガや挫折、様々な苦難をものともせず挑戦を続け、夢を追い続けるスポーツヒーローの姿を通じて、 リスナーの皆さんに元気と勇気をお届けします。
アスリート出演情報は番組ツイッターで @HeroesLandmark アスリートへの質問は lsh@fmyokohama.jp

Hero’s Music

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モリタニブンペイ

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安藤咲良

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『 愛がなくちゃ  /  ウルフルズ   』

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横浜キヤノンイーグルス・嶋田直人選手のHero's Musicは、ウルフルズの『愛がなくちゃ』です。「去年まで所属していた山本雄貴、彼が試合前とかのモチベーションムービー、試合のメンバーに試合前に見せるビデオとかがあるんですけど、それを彼が結構作ってくれてて、その時に流してくれてたのが今紹介したウルフルズさんの「愛がなくちゃ」。凄いチーム愛とかを、彼は凄い大事にしていて、イーグルスもそうやってチーム愛っていうのを大事にしているチームで、凄い自分達の気持ちとかそういうものに重なる部分とかが一杯あったので、大好きで今も聴いてたりとかしています。」

サッカー少年が右足を失って見つけたサッカーの夢。

松崎佑亮選手は諦めちゃだめだと教えてくれる片足のヒーローだ!

アンプティサッカー、直訳すると切断サッカー。四肢に切断障害のある選手がプレーするパラスポーツだ。日本代表・松崎佑亮選手は5年前に事故で右足を失った。それまで小学校2年でサッカーをはじめ、中学、高校とサッカー部に所属。高校卒業後も社会人チームに入りながら、出身の地元サッカー少年団でコーチを任されるなど、サッカー漬けの毎日だった。それが、肝心の右足を失う、そのショックたるやいかばかりのものか、想像すらできない。ただご本人は片足となってもサッカーを離れることは頭になかったらしい。車いすバスケットボールがあるんだから、サッカーもあるだろうと病院のベッドでネット検索をし、見つけたのがアンプティサッカーだった。「調べていくうちにシュートを打つところドリブル、パス、リフティングする動画が出てきて、自分もそこで、早く治療を治してやってみたいっていう気持ちになった。そこからは毎日のように動画をみたり、どういう人がいて、どこにチームがあるっていうのは、調べるのがもう楽しみになって。」その立ち直りの早さは驚くばかりだ。

ご本人曰く、「受傷してから、一番早くアンプティサッカーを始めた」その日から、松崎選手の目標はアンプティサッカーの日本代表となることになった。プレーを始めて4年。昨年トルコで開催されたワールドカップの舞台に立つ。「日の丸のユニフォームを纏って国家斉唱した時には胸にこみ上げるものがありました。」開会式にはトルコの名門フェネルバフチェのホームスタジアム。数万人の客席が満員になって大統領も臨席する開会式。ぐっとくるのもよく分かる。

松崎選手は2021年の東京パラリンピックの開会式にパフォーマーとして参加した。杖をつきながらボールを操る、文字通りアンプティサッカーを代表したパフォーマンスを演じた。そこでまた一つ夢が生まれた。「いつか満員の国立競技場でアンプティサッカーをプレーしたい。その時、どんな感情が沸き上がるのかが楽しみ。」聞いているだけでワクワクしてくる。

松崎選手は入院中からサンボマスターの『できっこないをやらなくちゃ』をよく聴き、試合前にも聴いているという。「自分が障がいを負って諦めかけていたところもあったのを、諦めちゃだめなんだぞ、戦うんだぞっていうところを自分に言い聞かせられる曲だなと思っています。」

サッカー少年はサッカーを諦めざるを得ないケガを負ったが、サッカーによって救われた。そして日の丸を背負い、今また、サッカーで新たな夢を見る。松崎選手に諦めちゃだめなんだと改めて教えられた。

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来週のゲスト

佐野恵太選手

(横浜DeNAベイスターズ)

佐野恵太選手は岡山県出身の29歳。

小学1年生で地元の少年野球団で野球をはじめました。

広島の広陵高校から明治大学へ進み、2016年ドラフト9位で横浜DeNAベイスターズに入団。

2020年にメジャー・リーグに移籍した筒香嘉智選手の後を受け4番とキャプテンに抜てきされると、

いきなり打率.328で首位打者に輝きました。

2022年には161安打をマークし、最多安打のタイトルを獲得。

しかし、昨シーズンは本来のバッティングを発揮することができず、打率.264でレギュラー定着後初めて打率3割を下回りました。

今シーズン、佐野選手の代名詞でもあったクローズドスタンスから両足を平行に置くスクエアスタンスへと変更する等、フォームも改造して、バッティング復活にかけています。

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