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スポーツジャーナリスト・モリタニブンペイが、旬なアスリートにインタビューするスポーツドキュメンタリー。豊富なスポーツ取材経験を生かし、分かりやすい言葉でスポーツの本質に迫ります。ケガや挫折、様々な苦難をものともせず挑戦を続け、夢を追い続けるスポーツヒーローの姿を通じて、 リスナーの皆さんに元気と勇気をお届けします。
アスリート出演情報は番組ツイッターで @HeroesLandmark アスリートへの質問は lsh@fmyokohama.jp

Hero’s Music

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モリタニブンペイ

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安藤咲良

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『 愛がなくちゃ  /  ウルフルズ   』

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横浜キヤノンイーグルス・嶋田直人選手のHero's Musicは、ウルフルズの『愛がなくちゃ』です。「去年まで所属していた山本雄貴、彼が試合前とかのモチベーションムービー、試合のメンバーに試合前に見せるビデオとかがあるんですけど、それを彼が結構作ってくれてて、その時に流してくれてたのが今紹介したウルフルズさんの「愛がなくちゃ」。凄いチーム愛とかを、彼は凄い大事にしていて、イーグルスもそうやってチーム愛っていうのを大事にしているチームで、凄い自分達の気持ちとかそういうものに重なる部分とかが一杯あったので、大好きで今も聴いてたりとかしています。」

僕らは選ばれし者。今井友明選手がチームの仲間と体現する理想のダイバーシティ!

車いすラグビー日本代表、今井友明選手は終始、穏やかに微笑んでいた。今井選手は中学3年の時にプールに飛び込んだ際に首の骨を折り車いす生活となった。言うまでもなく、競技だけではなく、日常生活においても不便を感じたことはたくさんあったと思う。しかし、今井選手の言葉からは苦しさや辛さのようなものは一切感じられない。どうしたらここまで人はポジティブになれるのだろう、そんな風に思えてくる。

今井選手は言った。「やらない後悔よりやってから後悔した方がいいかなというのが根本にある。車いす操作をする上でも筋肉が少なかったりとか、使える筋肉が足りないので、自分の頭の中ではこう思っているけど、体がその通りに動かなかったりというところもある。でもそれを工夫してみて、こうやったら出来るとか、そういう風に考えていくのが結構楽しいのが僕の根本の中にたぶんあると思うので、そういうところでたぶんポジティブとか明るいってことよく言われるのかなと思いますね。」。

重ねて、こうも言った。「障がいは個性ってよく言われるんですけど、自分の特徴でもあるし、この車いすラグビーをやる上で、両手両足に障がいがないと出来ない競技なので、逆にいうと、車いすバスケをやっている選手は、この競技は出来ないし、僕らは選ばれし者のようなものです。(笑)」

車いすラグビーの試合を見ていると、選手だけでなくサポートするスタッフの動きにも目を見張るものがある。転倒した選手を起こしに行くスタッフや、パンクを修理するスタッフ、タイムアウトは、まるでモータースポーツのピットのようだ。選手をアイシングしたりマッサージするトレーナーもいる。車いすラグビーの選手は体温調節、汗がかけない選手も多いので、顔や体に霧吹きで水をかけたり、首の後ろをアイスパックを当てて体温を下げることも試合を左右するケアだ。選手、コーチ、そして様々な役割を分担するスタッフ、だれか一人が欠けてもならない、まさにチームだ。

今井選手の話を聞いて、車いすラグビー日本代表チームというのは、僕らひとりひとりが個性や障がい、いろんな違いを認め合う理想の社会のモデルなんじゃないかなという風に思った。選手の障がいにも違いがあって、出来ることにも違いがあるけど、お互いを理解して役割を分担して、互いに補い合っているのだ。

その車いすラグビー日本代表が世界に挑む2023 ワールド車いすラグビー アジア・オセアニア チャンピオンシップが東京体育館で6月29日から始まる。ルールがよく分かっていなくても、分かり易い車いすラグビー、是非一人でも多くの方に観に行って、生で体験して欲しい。そうすれば、えも言えぬチーム感を楽しめると思う。

               モリタニブンペイ

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来週のゲスト

佐野恵太選手

(横浜DeNAベイスターズ)

佐野恵太選手は岡山県出身の29歳。

小学1年生で地元の少年野球団で野球をはじめました。

広島の広陵高校から明治大学へ進み、2016年ドラフト9位で横浜DeNAベイスターズに入団。

2020年にメジャー・リーグに移籍した筒香嘉智選手の後を受け4番とキャプテンに抜てきされると、

いきなり打率.328で首位打者に輝きました。

2022年には161安打をマークし、最多安打のタイトルを獲得。

しかし、昨シーズンは本来のバッティングを発揮することができず、打率.264でレギュラー定着後初めて打率3割を下回りました。

今シーズン、佐野選手の代名詞でもあったクローズドスタンスから両足を平行に置くスクエアスタンスへと変更する等、フォームも改造して、バッティング復活にかけています。

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