top of page

スポーツジャーナリスト・モリタニブンペイが、旬なアスリートにインタビューするスポーツドキュメンタリー。豊富なスポーツ取材経験を生かし、分かりやすい言葉でスポーツの本質に迫ります。ケガや挫折、様々な苦難をものともせず挑戦を続け、夢を追い続けるスポーツヒーローの姿を通じて、 リスナーの皆さんに元気と勇気をお届けします。
アスリート出演情報は番組Xで @HeroesLandmark アスリートへの質問は lsh@fmyokohama.jp

Hero’s Music

navi_moritani.png

モリタニブンペイ

nishizono.png

西園寺 加栞

  • X
  • Instagram
  • Facebook

『 Fight Song  / Rachel Platten 』

51LZeDm679L._UXNaN_FMjpg_QL85_.jpg

富士通レッドウェーブ・赤木里帆選手のHero's Musicは、Rachel Plattenの『Fight Song』。「この曲はすごい背中を押してもらえる曲だなっていう風に思ってて、自分が頑張ろうっていう風に思える曲です。」

全てはパリオリンピック金メダルへのドラマ!文田健一郎選手はピュアで素敵なひとだった!!

ree

パリオリンピック・レスリンググレコローマンスタイル60キロ級金メダリスト、文田健一郎選手の話を聞きながら、もし金じゃなかったら、この人はどう人生と折り合いをつけたのだろう、そんなことまで考えてしまった。

文田選手は金メダルを獲って、やっと東京オリンピックの銀メダルが飾れるようになったという。「銀メダル獲れて良かったなっていう思いもなかったので、やってきたこと間違いだったと思う程、凄くショックで、何年も銀メダルは直視出来ないくらい、凄く嫌な思い出として僕の中に残っていました。」銀メダルも、本人の大変な努力の結果で勲章なはずだが、それが自分の失敗の証のように思えてしまう。それ程までに、金メダルへこだわりが強かったということだろう。

こだわりは自分のレスリングスタイルへのこだわりでもあった。反り投げが得意で、オリンピックで、そり投げで勝つことに強い想いがあった文田選手。結果は初戦から決勝まで1回も投げることが出来ずに、決勝で敗れてしまう。その後、投げにこだわるレスリングは間違っていた、自分が考えていたことは全部間違ってたと思ってしまったというのだからピュアにも程がある。

昨年の世界選手権決勝での敗戦で、文田選手本来のレスリングを思い出した話も、それが昨年の世界選手権決勝でキルギスのジョラマン・シャルシャンベコフ選手に投げられて目が覚める。試合は負けたものの、この試合で文田選手本来のレスリングを思い出す。シャルシャンベコフ選手とはオリンピック準決勝で再戦。勝った後、文田選手は「君は最高の選手だ。僕が優勝するから、君も次勝って銅メダルを獲得してくれ。そしてこの準決勝が事実上の決勝戦だったことを証明しよう。」と語りかけたという。それは偽らざるリスペクトと感謝だった。最強のライバルがいなければ、金メダルはなかったのだから。

父、文田敏郎先生の素敵な子育てに始まり、東京の銀メダル、その後のスランプ、ライバルとの邂逅も、全て金メダル獲得の大団円への壮大な物語だった、そう思った。

そして目標を達成したその先に出来たできた文田選手の新たな目標が世界一のパパになること。文田健一郎選手、どこまでもピュアで素敵な人だった。

           モリタニブンペイ

podcast.png
sponcer_banner.jpg

来週のゲスト

小泉怜史選手

(三菱重工相模原ダイナボアーズ)

小泉怜史選手は相模原市出身の25歳。

早稲田大学のスタンドオフとして活躍した

父・剛さんの影響もあって、3歳から相模原ラグビースクールで、ラグビーを始めます。

早稲田実業高校時代は花園にも出場。

早稲田大学を経て、アーリーエントリーで2023年1月

三菱重工相模原ダイナボアーズに加入しました。

今シーズンはプレーオフを狙うチームで

その活躍に期待が集まっています。

DSC_9960.jpg
  • X
  • Instagram
  • Facebook
podcast.png

© LANDMARK SPORTS HEROES

bottom of page