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スポーツジャーナリスト・モリタニブンペイが、旬なアスリートにインタビューするスポーツドキュメンタリー。豊富なスポーツ取材経験を生かし、分かりやすい言葉でスポーツの本質に迫ります。ケガや挫折、様々な苦難をものともせず挑戦を続け、夢を追い続けるスポーツヒーローの姿を通じて、 リスナーの皆さんに元気と勇気をお届けします。
アスリート出演情報は番組Xで @HeroesLandmark アスリートへの質問は lsh@fmyokohama.jp

Hero’s Music

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モリタニブンペイ

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西園寺 加栞

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『 Fight Song  / Rachel Platten 』

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富士通レッドウェーブ・赤木里帆選手のHero's Musicは、Rachel Plattenの『Fight Song』。「この曲はすごい背中を押してもらえる曲だなっていう風に思ってて、自分が頑張ろうっていう風に思える曲です。」

感覚のない指先で引き金を引いて10メートル先の0.5ミリの的を撃ち抜く驚異の世界!日本人初の偉業を達成した水田光夏選手の凄さ!!

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世界最高の大会、パリパラリンピックを「楽しかったです」とキラキラの笑顔で話される水田選手見て本当に嬉しかった。初めてお会いした時、水田選手はまだ大学生。そこから数年追いかけてきて、僕が何をしたわけではないが、応援してきたアスリートが結果を出して、歓びのおすそ分けをもらう。僕まで達成感と幸福感を貰って、大分得をした気分になった。

射撃は10メートルの先の的は黒い点に見えているだけ。その黒い点の真ん中にある0.5ミリの全く見えていない中心に当てる、超人の世界だ。それは病気のために引き金を引く指に感覚のない水田選手には、より難度の高いことであるはず。「指の感覚がないので、丁寧に引き金を引かなきゃいけない。射撃を始めた頃から繰り返し丁寧にやって来た。いつも通りに撃てるように、同じ基礎的な動作を繰り返し、繰り返しやってきました。」数えきれないほどの反復練習した結果がパラリンピック銅メダルという訳だ。どれほどの練習が必要だったのか、考えると目の前にいるピンク色の髪とネイルをした可愛らしい水田選手に畏怖の念さえ覚える。

水田選手のスポーツヒーローは同じパラ射撃のベテラン瀬賀亜希子選手。個人競技の射撃で、水田選手も個人だと思っていたけど、瀬賀さんはパリパラリンピックの前に「ワンチームで行きましょう。」と言って、最高の雰囲気を作り出してくれた。人間は一人では誰も生きていけない。それはアスリートも同じ。仲間やサポートしてくれる人たちがいる、その大切さを水田選手はパリで感じた。もしかすると、メダルに匹敵するようなお土産だったかもしれない。

パラリンピックは共生社会の実現を掲げているが、アスリートとしても、人としても成長した水田選手が次は大きなワンチームの中心人物となってくれる気がする。

「これからの目標は、あまり先のことはまだない。」進行性の病気を抱える水田選手の正直なところだろう。しかし、目視できない的を射抜き、障害と向き合いながら日本人初の偉業を達成した水田選手に期待せずにはいられない。

           モリタニブンペイ

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来週のゲスト

小泉怜史選手

(三菱重工相模原ダイナボアーズ)

小泉怜史選手は相模原市出身の25歳。

早稲田大学のスタンドオフとして活躍した

父・剛さんの影響もあって、3歳から相模原ラグビースクールで、ラグビーを始めます。

早稲田実業高校時代は花園にも出場。

早稲田大学を経て、アーリーエントリーで2023年1月

三菱重工相模原ダイナボアーズに加入しました。

今シーズンはプレーオフを狙うチームで

その活躍に期待が集まっています。

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