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スポーツジャーナリスト・モリタニブンペイが、旬なアスリートにインタビューするスポーツドキュメンタリー。豊富なスポーツ取材経験を生かし、分かりやすい言葉でスポーツの本質に迫ります。ケガや挫折、様々な苦難をものともせず挑戦を続け、夢を追い続けるスポーツヒーローの姿を通じて、 リスナーの皆さんに元気と勇気をお届けします。
アスリート出演情報は番組Xで @HeroesLandmark アスリートへの質問は lsh@fmyokohama.jp

Hero’s Music

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モリタニブンペイ

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西園寺 加栞

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『 Fight Song  / Rachel Platten 』

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富士通レッドウェーブ・赤木里帆選手のHero's Musicは、Rachel Plattenの『Fight Song』。「この曲はすごい背中を押してもらえる曲だなっていう風に思ってて、自分が頑張ろうっていう風に思える曲です。」

ボコボコにされたから始まるサクセスストーリー

原田周大選手は正真正銘のガッツマンだ!!

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原田周大選手、物腰も、喋り方も柔らかいが、ボクシングでいうところのファイター、正真正銘のガッツの人だった。ご本人曰く、僕はボコボコにされて強くなってきた。

ボクシングの強豪、地元北九州市の豊国学園高校に入学して、3年生のインターハイチャンピオン川谷剛史選手の毎日スパーリング相手をして、ヘッドギアで耳がこすれて、耳が変形するほどパンチを当てられた。普通ならば逃げ出しても不思議ではない。でも原田選手は違った。「何で僕は勝てないんだ。何で僕はこの人にパンチ当てられないんだ。この人は俺のこと当てれるのにと、基本的なことから考えた。」という。疑問は持つけど、先輩に叶わないとは思っていないし、諦めていない。

結局、川谷先輩の「左はボクシングの基本となるパンチだから一番大事なんだ。左からボクシングっていうのは自分がやりたいように組み立てていくから左は大事なんだ。」という教えで開眼。「左を自分なりに、足の角度、位置とかタイミングとかを勉強して勉強して僕もようやく高校3年生の時にはインターハイ3位とか国体準優勝っていう結果に繋がった。」と満面の笑顔で話す原田選手にとって、耳の変形は勲章なのだ。

思えば、パリオリンピック出場を決めたアジア大会に臨む前の世界選手権も初戦敗退。日本で勝てても世界では勝てないが続いていた。しかし、日本代表の先輩、岡澤セオン選手にマチュアボクシングの世界最強国、ウズベキスタンへの遠征に誘われる。そこで現地の選手たちが代表となるために毎日死に物狂いで頑張る姿をみて、自分に足りなかった気持ちの部分に気づく。人生賭けてやる。「毎日ボクシングのことしか考えてないんじゃないかなというくらいやった。」と、すぐ行動に移せるのが原田選手の凄い所だ。

何度も何度もボコボコにされて強くなってきたストーリーを聞かされて、いつしかアジア大会決勝でウズベキスタンのハロコフ選手に顔腫れるぐらいパンチ浴びた事も、ボコボコからはい上がるサクセスストーリーの序章だったんだと僕にも思えてくるから不思議だ。

いや不思議ではない。何よりも原田選手本人がそう信じているのだから。「僕って初めからボッコボコにされて強くなってきたっていうストーリーがもうずっと本当あって、ここは僕の見て貰いたいストーリーだと思っている。ハロコフ選手に勝つイコール本当金メダルが現実になるような選手。今の僕では勝てないんですけど、パリオリンピックに出場する僕では絶対に勝てる実力は付いている自信はある。」

どこまでも純粋なガッツマン原田周大選手の夢が正夢になる瞬間を皆さんにも一緒に見届けてほしい。頑張れ、原田周大選手!

                モリタニブンペイ

 

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来週のゲスト

小泉怜史選手

(三菱重工相模原ダイナボアーズ)

小泉怜史選手は相模原市出身の25歳。

早稲田大学のスタンドオフとして活躍した

父・剛さんの影響もあって、3歳から相模原ラグビースクールで、ラグビーを始めます。

早稲田実業高校時代は花園にも出場。

早稲田大学を経て、アーリーエントリーで2023年1月

三菱重工相模原ダイナボアーズに加入しました。

今シーズンはプレーオフを狙うチームで

その活躍に期待が集まっています。

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