スポーツジャーナリスト・モリタニブンペイが、旬なアスリートにインタビューするスポーツドキュメンタリー。豊富なスポーツ取材経験を生かし、分かりやすい言葉でスポーツの本質に迫ります。ケガや挫折、様々な苦難をものともせず挑戦を続け、夢を追い続けるスポーツヒーローの姿を通じて、 リスナーの皆さんに元気と勇気をお届けします。
アスリート出演情報は番組ツイッターで @HeroesLandmark アスリートへの質問は lsh@fmyokohama.jp

Hero’s Music

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モリタニブンペイ

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安藤咲良

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『 ハイライト / ベリーグッドマン 』

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三菱重工相模原ダイナボアーズ・岩村昂太選手のHero's Musicは、WSTの『親孝行』。「何か親孝行っていう言葉が凄く好きで、僕のラグビーやっている中の理由の一つに、親に恩返しするっていうことがあるので、この曲を聴くとやってやろうっていう気持ちになりますね。ベリーグッドマンの『ハイライト』。

松井千士選手がフランスでピッチを快走する姿を見て

ああ なんて素敵な日だ!と自分事として歓びたい。

ああ なんて素敵な日だ

幸せと思える今日も 夢破れ挫ける今日も

ああ 諦めずもがいている

狭い広い世界で 奇跡を唄う  

           (Mrs.GREEN APPLE『僕のこと』より)


横浜キヤノンイーグルス・松井千士選手が東京オリンピックの試合前に聴いていたMrs.GREEN APPLEの『僕のこと』の一節だ。人生は山あり谷あり。これは誰の人生にも言えることだが、アスリート人生は、よりその起伏が鮮やかだ。松井選手も例外ではない。

名門・常翔学園高校では全国高校ラグビー優勝を経験。その後も同志社大学からサントリーサンゴリアスと進み、大学時代に既に15人制と7人制の日本代表に選出される。絵にかいたようなエリートコースだ。しかし、その順調な上り坂は最年少代表、予選トライ王で臨んだ2016年リオデジャネイロオリンピックで、現地に入りながら最終メンバーから外れ、谷に落ち込む。その時のことを松井選手は「あの経験は未だにまだ悔しい経験として忘れていない。そしてやっぱりオリンピックじゃないと晴らせないなと思いましたね。」という。

松井選手はその悔しさを晴らすために東京オリンピックを見据えて7人制に専念。キャプテンとして出場を果たす。自国開催、メダル獲りで、再びラグビー人生の山を駆け上がるはずが、結果は11位。またも悔しい結果に終わった。「変な話オリンピックっていう大会が大き過ぎて、不完全燃焼でも終わりましたし、メダルも取れなくて、ちょっとメンタルを保つところが難しかった。」それはそうだ。コロナで海外遠征も出来ず、対戦相手もろくにいない中で1年延期は不運としか言えない。


僕らは知っている 奇跡は死んでいる

努力も孤独も報われないことがある

だけどね、それでもね 今日まで歩いてきた

日々を人は呼ぶ それがね、軌跡だと 

           (Mrs.GREEN APPLE『僕のこと』より)


今、オリンピックの悔しさを松井選手は15人制のワールドカップで晴らそうとしている。「必ず絶対入ってやろうって気持ちが、今はありますね。」悔しさも運も不運も全部飲み込んで、前向きに歩み続ける、それが松井選手のスタイル。そんな松井選手を心から応援したい。そしてフランスでピッチを疾走する松井選手の姿をみながら、「ああなんて素敵な日だ」と僕のこととして歓びたい。頑張れ、松井千士選手!

                 モリタニブンペイ

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来週のゲスト

土田真由美選手

株式会社シグマクシス

土田真由美選手は、滋賀県出身の45歳。

生まれた時から股関節に障害があり、

2009年に知人のすすめで車いすバスケットボールを始めました。

正確なシュートを持ち味に、競技スタートからわずか1年で日本代表に選ばれ、2010年、イギリスで行われた世界選手権に出場しました。

2018年から女子チームの強豪「SCRACH」に所属しながら翌年からは男子チーム「パラ神奈川SC」でもプレー。

昨年開催された東京パラリンピックでは、女子日本代表として出場し、6位入賞を果たしました。

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