
バッティングの求道者 オリックス・バファローズ吉田正尚選手の目標は打撃部門完全クリア。
マンガのヒーローのような活躍を期待したい!!
吉田正尚選手、そのフルスイングの豪快さから、勝手に豪放磊落というイメージでいたが、実際は非常に細部に拘り、一切の妥協を許さない求道者であった。確かに、でなければ毎年打率3割、2年連続首位打者はありえない。
「バッティングはカウントによっても変えてますし、追い込まれたらやっぱりなるべく、相手のウィニングショットが来ますんで、そこの予測もしながら打つ方向を決めたりとか、ポイントっていうのは少し体の中で打ったり、同じようなスイングはしていないのかなと思っています。」深すぎて、素人目は全く分からない凄い世界。さらに吉田選手はそれを子供の頃から追求し続けているのだ。
「子供の頃からベースは変わらないと思いますね。遠くに飛ばしたい、強く振りたい、いい打球打ちたいっていうのは変わらない。今でも正解分からないですし、いいものを見つけながらやっています。」
フルスイングを支える体への拘りも相当なもの。「体の状態っていうのが一番かなと、朝が一番感じ易いと思いますんで、波だったりその日の体調だったり、朝は凄く大事にしています。」という。体のケアはケガの時にもいかされた。昨年10月2日のソフトバンク戦で吉田選手は死球を受けて骨折。シーズン中の復帰も絶望かと言われる中、39日で試合に復帰。日本シリーズではサヨナラ打を打つなど活躍した。
吉田選手が目指すところは打撃部門の完全クリアだ。「毎年なんですけど、打撃部門、全ての面で一番目指して高い目標ではあるんですけど、最終的にはそういう数字が付いてこなければいけないのかなとは思います。三冠プラス出塁率も含めヒット数、本当打撃部門偏ることなく一番目指していきたいなと。」
「チームとしては連覇、そして日本一をもう一回獲りにいくってことは、一番なってきますし、本人としては毎年なんですけど、打撃部門、全ての面で一番目指して高い目標ではあるんですけど、最終的にはそういう数字が付いてこなければいけないのかなとは思います。」
吉田選手のこの目標を達成したら、当然チーム連覇も限りなく近づく。マンガのヒーローのような活躍を今シーズン楽しみにしたい。
モリタニブンペイ