スポーツジャーナリスト、佐藤俊とモリタニブンペイが、毎回、旬なアスリートにインタビューするスポーツドキュメンタリー。
強みは機動力と取材力。長年、野球、サッカー、バスケットボール、陸上、水泳、卓球など幅広く取材を続けてきた
二人のノウハウと人脈を生かし、スポーツの本質に迫ります。
ケガや挫折、様々な苦難をものともせず挑戦を続け、夢を追い続けるスポーツヒーローの姿通じて、
リスナーの皆さんに元気と勇気をお届けしたいと思います


これは渡名喜風南選手の金メダル宣言だ!

「死ぬこと以外かすり傷」

こんな座右の銘を持っているからなのか、世界の猛者との戦いを前に、恐れるものは何もない。柔道女子48キロ級日本代表、渡名喜風南選手は「無双」というオーラをリモートの向こうで発していた。

渡名喜選手が口にし、繰り返したのは「ゾーン」。そう、バスケットボールの神様、マイケルジョーダンが言った、「試合中に周りの音が聞こえなくなり、自分の実力がフルに発揮できる状態」だ。ジョーダンは、「相手のディフェンスがスローモーションになって、軽く抜くことができる」と語っていたが、渡名喜選手も、試合中大歓声が無音になり、まったく疲れを感じなくなるという。

 また、元々は緊張して、自分の力を発揮できなかったり、自分の思う組手ができなかったのが、今では、全く緊張しないので、逆にテンションを上げる為に、顔や体を叩くという。以前から渡名喜選手は見ているこっちが、あんなに叩いて痛くないのかなと思うぐらい叩いていたが、あれは過度に緊張するための儀式だったのだ。

 さらにこうも言った。「自分が負けるパターンとして、負けるかも知れないという心の揺らぎがあったが、それが無くなった。どんな時でも、ここチャンスだなと思うようになった」。これはコロナ禍で精神面が鍛えられた成果だという。

 オリンピック前の最後の実践となった柔道グランドスラム・カザン大会。全4試合オール一本勝ちで優勝。決勝の試合時間はたったの51秒。この結果は、金メダル最有力を世界中に印象付けた。

試合前は全く緊張せず、試合中ゾーンに入り、疲れも感じず、精神面も安定して常にチャンスだと思って自分から攻めていく。話を聞いた私にも渡名喜選手が勝つイメージしか浮かばないのだから、本人が自信に満ち溢れるのも当然だろう。今、渡名喜風南選手は、視線の向こうに金メダルをとらえている。

そう、今日の放送は彼女の金メダル宣言だった。

                  モリタニブンペイ 


柔道・渡名喜風南、苦手なビロティドも撃破で金メダルへ期待。「プレッシャーもないし、他人の評価も気にならない」 

佐藤俊

モリタニブンペイ

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前田大然選手(横浜Fマリノス)

前田大然選手は大阪府出身の24歳。

山梨学院大学付属高校から2016年、Jリーグ松本山雅に入団。爆発的な加速力とスピードを武器に頭角を現しJリーグで活躍。2020年8月に横浜F・マリノスに期限付き移籍で加入。持ち味である前線での献身的なプレスとゴールでチームには欠かせない戦力となり、シーズン終了後に完全移籍。

2021年、東京オリンピックに出場するも、

3試合、56分間の出場にとどまりました。

チームに戻ってからは、「オリンピックの悔しさをチームで取り返そうという思いでやっています」と気合全開。優勝を狙うチームに勢いを与える存在として期待されています。

This Week Hero’s Music

『 マコトシヤカ / LiSA 』

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東京オリンピックアーチェリー・男子団体銅メダリスト、トヨタ自動車・武藤弘樹選手 のHero's MusicはLiSAの『マコトシヤカ』。

​「Let's go 頑張れ、行けそうじゃん、まだやれそうじゃんという歌詞があるんですけど練習で苦しくても、もうやめたいなというところも出てくるんですけど、この曲がかかったり、聞くと、もうちょっとできるや。やるかみたいな気持ちになるので、やっぱり元気の源と言いますか、本当に力貰った曲だと思います」