鈴木章斗選手に注目！好調湘南ベルマーレのエースは得点で、守備で、気持ちでチームを引っ張る!!
Jリーグ開幕から３勝１分けで首位に立つ湘南ベルマーレ、フォワード鈴木章斗選手は３得点と好調なチームの原動力となっている。その鈴木選手のインタビューは、今上り坂、やる気、やってやるという情熱と、やれるという自信に満ち溢れたものだった。
高校の時に、一個上の先輩が同じポジションで試合に出れない時期の練習時代で、監督からたまたまフォワードやってみろと言われた試合で良かった、その日からずっとフォワード。「点を獲ったかどうか覚えてないです。でもプロになるためには試合に出ないといけないと思っていたので出れるところならどこでもいいやと思った。」と、その時の心境を語っていたが、おそらく監督には、この何が何でもプロになるんだという
鈴木章斗選手のガッツがフォワード向き、そしてその気合に大きな可能性を感じたのではないだろうか。
プロになった今は、それこそ試合に出てなんぼなわけだ。フォワードながら鈴木選手は前線から守備の第１列としてディフェンスでも体を張るプレーが目を引く。これは昨シーズン、怪我をしてスタメンを外れた時に、山口智監督から「攻撃ができるのは分かっているから、守備だけ意識してやってくれ」と言われたことがきっかけだ。「自分がテレビで見る側になった時に、フォワード２人の凄いディフェンスというか、その貢献度っていうものを見て、このままじゃスタメンを奪われると思った。」というタイミングで、監督からの一言。守備に目覚めるのも自然な流れだろう。
鈴木章斗選手は守備も攻撃も本当にアグレッシブだ。目標とする日本代表に向けては、町野修斗選手、大橋祐紀選手という湘南から代表に駆け上がった二人の先輩がいい指標になっていた。「あれぐらいやらないといけないていうのも見させてもらったんで、それが凄い自分の中で基準が出来たので、凄い良かった。」鈴木選手の言う、あれぐらいとは、「あの二人はひとりで打開する。ひとりで仕掛けて、ひとりで点を獲れる。そこは今の僕に足りないとこかなと思います。」先輩二人のように、得点王争いに絡む活躍でチームを引っ張って、ご自身の道も切り開いていってくれるだろう。
でも鈴木章斗選手、やってくれる気がする。今シーズンから背負う１０番は、自分にプレッシャーや責任感を持たせる為。そんなリーダーの気質を分かってか、山口監督は今シーズン若干２１歳の若者にキャプテンを託した。その期待通りの活躍、エネルギーに満ち溢れた今シーズンの湘南ベルマーレ、鈴木章斗選手、皆さんも注目して欲しい！
モリタニブンペイ
